2012年10月2日火曜日

【レビューその1】THE NEGOTIATOR A.O.T.CF-Ⅳ -Elite S.E. -Story編-

THE NEGOTIATOR -A.O.T.CF-Ⅳ 
-Elite SpecialEdition

どうも!ぜろすぴです。
今回は待ちに待たせてしまった(?)ことでしょう、NEGOTIATORのレビュー第一弾。

とりあえずは、FX-Sabersの"How to review"に従って、今回は入手に至るまでの経緯、どんなセーバーなのかについての説明となります。


続きは下からどうぞ



まずは…
―What is THE NEGOTIATOR?
まずは簡単なカスタムセーバーの歴史から。
2002年だかに初のFXライトセーバーとしてEL管を使用したセーバーが発売され、
ついに本格的な”ブレードを搭載した音の鳴るリアルなレプリカ”が世に出回ることとなったのですが、
多くのライトセーバーファンは「ブレード着脱」のできないことや、ちょっと暗いことに不満タラタラだったみたいです。
そんな中、ライトセーバーの会員制専門情報サイトとして設立されたFX-Sabers。
最初は、ウェザリングしたセーバーやらレプリカの情報サイトとしてにぎわっていましたが、
その内に市販品セーバーのカスタムも多くの作例が投稿されはじめ、FXライトセーバーも中身がLEDに変わったり、バンバン進化する中ブレード着脱改造やら、レプリカへのFXライトセーバー移植に多くの方が手を出していきました。

そんな中、ブレードの破損をなくすべく、ブレードホルダーというものをインサートし、高輝度LEDを搭載する、という案を出したのがFX-Sabersの創設者にして管理人をやっておられるYODA氏でした。
今でこそ、多彩なサウンドボードがありますが、当時はまだサウンドボードを作成するようなファンはおらずMRのFX用サウンドボードをParksのGRAFLEXに入れる様な改造が主流でした。

ですが、オビTPMの様な新三部作のセーバーはヒルトの入手が困難であったのかフォーラム上ではなかなか作例が上がらなかったようです。
しかしある時、既にParksが生産を中止していたオビ=ワンTPMのセーバーを入手したYODA氏がそのセーバーをコンバートし、フォーラム上に作例を公開しました。
そんなに技術革新も図られておらず、リチャージポートシステムもなかったために未だにバッテリー式駆動であった当時のセーバー界でおそらくこれが初の「完璧」なカスタムコンバートされたオビTPMだったのでしょう。
この時、YODA氏がそのセーバーに名づけた名前が"NEGOTIATOR"でした。
後に売りに出されたNEGOTIATOR-PT版


それ以降、YODA氏はYODA'sMasterPiecesとしてGRAFLEXシリーズを確立。
名実ともに管理者にして最高のセーバースミスとして名をはせていきました。
YODA氏の制作しているGRAFLEXシリーズ。凄まじい出来で、アデガンクリスタルを再現。

はてさて時がたち、今現在のように技術も発展してきて、丁度CrystalFocusのV4.31がリリースされたのと時を同じくしてフォーラムではあるイベントが行われました。
YODA氏の所持しているParks製オビTPMヒルトの内から7本のセーバーが「NEGOTIATOR A.O.T.C.F-Ⅳ」の名を冠してオークションに出されたんですね。
その内、三本は従来のNEGOTIATORの通り単なるコンバート品でしたが、残りの四本には「-Elite」というエディション銘が与えられ、
その四本から現在のように「アデガン・クリスタルチェンバー」を搭載するようになりました。
しかーし、この時でたNEGOTIATOR達はなんと全てFX-Sabersの副管理人達が持って行ってしまったのでした。
それからというもの、NEGOTIATORはYODA氏の元にヒルトが出回ってくるたびに副管理人の方々への贈り物として制作はされ続けたものの、結局一般にNEGOTIATORが出回ることはなかったのです。(この際、AOTCF4からAOTCF5へのアップグレードも行われていました。)

それから数年たって、去年の上旬の事。
YODA氏の所持していたArtistProof版のTHE NEGOTIATORが売りに出されたんですが…
うん、大変なことになった…
明らかに「あっ…マズイ…」ってなる…


これが最後の一本となり。こうして、NEGOTIATORは永遠に失われることとなったのでした…


―Story
どうやって、入手したのってお話。
自分はカスタムセーバーを知った時からずっとNEGOTIATORのファンでして、FX-Sabersでも何度かYODA氏にコンタクトをとっては見ていたのですが、
やっぱり「ヒルトがないため作れない…」というお話でした。
なので、「チクショー!」と思いつつも内心諦めていたんですが…そんな時自分にめぐってきたチャンスが上記のオークションでした。

しかしながら、結果がああですからね。当然無理だったんですよ。
ところが、何と言いますか滅茶苦茶悔しかったというか。こう「目の前」にあるのに手が届かない辛さを知ってしまった事が原動力となって…
それからというものもう本当にコンタクトをとりまくって、コネクションを作ったりなんだりしてとにかくスンゴイ努力しましたよ。
それでも更に待ち続けて、ようやっと今年三月に一人の副管理人(FX-SabersのWEBサイトデザイナー)の方から
「The NEGOTIATOR A.O.T.C.F-4 -Elite "Special Edition"」の名のついたセーバーを譲っていただくことが出来ました。(引っ越しで急遽お金が必要だったとかで、自分のところに真っ先に話を持ってきてくださいました。)

そんなこんなで、本当に念願かなっての入手でしたのでもう自宅に来たときは泣きそうになっちゃいましたよ(笑)
コイツの為にガラスケースを購入もしましたしね!


てな訳で、ついに次回から
NEGOTIATORのレビューはっじまるよ-!
とかいって結局まだ焦らしますw

ちなみに
【先行公開時に使用した写真ミニギャラリー】















NEXT Review will coming soon→












6 件のコメント:

  1. 凄い参考になりましたw
    FX-sabersを去年知ったんでFX-sabersの
    経緯とかも分かったし、ヨーダ氏のポジションも分かって
    凄い勉強になりましたよw
    焦らさないで欲しいですー(^^ゞ

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  2. 気合の入った記事ですなー。

    歴史的経緯から書き起こしてくれてるのは本当に興味深かったでごんす。

    そういうとてつもなく貴重なものだと改めて知ったわけで、水分3では眼福でしたわ。まさか4000ドルとか値段がついてたなんてw

    旋盤とフライス盤買えるやんかw ←今頭の中がそのことでいっぱい

    俺もいつかこんなの作れるようになりたいねー。

    ところでオビTPMのデザイン自体については思い入れあるの?

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    1. もちのロンですよ。
      自分が初めて玩具を手に入れて、初めて知ったライトセーバーの形状がオビTPMで、
      自分にとってライトセーバーといえばオビTPMなんですよね。
      加えて、子供ながらにそのメカメカしさとかっこよさにやられて、セーバーのヒルトに興味を持つきっかけを作ってくれたセーバーでもあるので、本当に思い入れがかなりあるヒルトデザインです。

      旋盤とフライス盤、いつかご購入されたらこんな一品を是非ご自分の手で作ってくださいw
      その為に就職活動!ファイトです!

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  3. ぜろすぴさん、はじめまして。はしばみと申します。とっても勉強になります!最近Twitterフォローさせていただきましたが、挨拶が遅れました。宜しくお願いします。

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  4. 人とセーバーに歴史あり、ですねえ。
    すがしくもあり、欲望という名の終着駅を垣間見た様な気も
    する入魂のレビューです。

    しかし、まじモンの刀同様の値段でびっくり。
    豪華なガラスケースのせいか、部屋の一角がハリコレの店内みたいに見えます。

    次号掲載はいつ!

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  5. ゼロさん、お久しぶりです。ついにNEGOTIATORのレビューですね。
    水分3で拝見できなかったので、このレビューを心待ちにしておりました。レビュー導入部としてのこの記事、かなり引き付けてくれる内容ですよ!FX-SABERSの歴史の勉強にもなりました。IKEA製?ガラスケースに鎮座したセーバーがカッコ良過ぎです。時間が掛かってもいいので次回記事もボリューム満点でお願いします。待ってますから!

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